2024/5/10
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曲完成の、その向こう側へ行く |
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皆さん、 演奏本番の後、夜の街を涙がこぼれないように上を向いて彷徨ったことがありますか?笑 その日はご飯が食べられないくらい落ち込んだことはありますか? 私は幾度となくありますよ(^^;) 1度や2度じゃないですよ。 おそらく、今回の発表会で「いつもはもっと上手く弾けるのに・・・」と 悔しい思いをした生徒さんもいたのではないかと思います。 分かります!そんな思いを私が一番良く知っていますから! たくさん練習して、練習ではミスがないほどに仕上がったとしても、 よく言われる「ステージには魔物がいる」を痛いほど感じるわけです。 いつもは難なく弾ける場所でミスが出ることは経験上よくあります。 なぜ人前で弾くと思うように弾けないのか? それは「私たちが人間だから」です。 コンピュータなら、入力した音楽は何万回再生しようがいつも同じです。 ミスはありません。 でも心がある人間はそうはいきません。 緊張や体調で、いつも同じには弾けません。 じゃあ、緊張の中どうしたらミス無く弾けるのか? 答えは「本番でミス無しで弾くことにこだわらないこと!」です。 (まぁ、事前の「練習を積むこと」は大前提での話ですが) 人間だもの、ミスはあっていいじゃない? それよりも、この曲のこんなところが好き、ここ聴いて! そんな気持ちで弾けばいいんです。 そうはいってもステージでミスはしたくない。 そこでブログタイトルの「曲完成の、その向こう側へ行く」話となります。 練習ではミス無しで弾けるようになった曲を、たくさん人前で弾くこと、 これが大事だと思います。 「人前で弾くことが当たり前の日常」になれば緊張は減ります。 緊張を無くすのは無理です!諦めてください。 あなたがロボットになるくらいしか方法はありません 笑 例えば、家族の誕生日に1曲弾いてあげる。 学校の合唱コンクールのピアノ伴奏に立候補する。 親戚やお友だちの結婚式で祝辞代わりにピアノを弾く。 出かけたついでにストリートピアノを弾く。 こんな感じで機会があればどんどんピアノを弾くと少しずつ馴れてきます。 これが曲完成のその向こう側へ行くということです。 本番前のレッスンでは「ミスした場合のごまかし方」も教えています。 「ごまかし方」なんて教えてる教室うちくらいかも?(^^;)と思いますが、 これ、本番ではとってもとっても大事なことだと思っています。 これも完成のその向こう側へ行くことです。 実力が無ければごまかす事も出来ないですから。 でも、いつものレッスンではやりませんよ、はい。 おそらく、講師演奏で素晴らしいフルートを聴かせてくれた2人のフルーティストも、 あそこまで行く前には何度となく悔しい思いや泣きたくなる思いをしているはずです。 奈緒講師が学生時代に演奏後トイレで泣いていた話は当時学友から聞いています。 あ・・・バラしちゃった。。。 奈緒講師がブログ見ませんように(=人=;)
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