2024/3/27
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親が子どもの練習に関わることについて2 |
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前回ブログで子どもの練習に親が関わる中での好ましくない例を挙げさせて頂きました。 今回は良い例をご紹介します。 音楽大好きなある子、 ある曲に「あ、これ知ってる!トムとジェリーでやってた!」 「ジェリーがね、こういうの持って、こうやって、タタタタターンって弾くの」 とジェスチャーと共に教えてくれる。 また、別の曲の練習を始めたら、 「この曲、お母さん知ってるってさ!」と。 また、別の子の例 「お父さんの誕生日に、お父さんが好きな〇〇の曲弾いてあげたいの」 と、その子の年齢では知らないであろう曲を、プレゼントとして練習することにした。 上の例がなぜ好ましいかというと、 練習の中身には一切立ち入らず、映像を見せてあげたり、 練習している曲を、お母さんも知ってると反応してくれたり、 お父さんはこの曲が好きなんだと普段会話していたり、 きっと親御さんも生活の中で音楽を普通に流して聴いているのだということ。 小さいお子さんは自分から音楽をかけて聴くということはなかなか難しいと思います。 親御さんが、例えば、車の中で音楽を流す、 たまには曲について「これ、好きなんだ」とか「カッコいいねえ!」などと言いながら 楽しそうにドライブしていると、 知らず知らずお子さんも聴いていて身体にしみ込んでいきます。 そのしみ込んだ栄養分がレッスンの時に良いように働きます。 シャワーを浴びるように普段音楽を聴いている子は レッスンの内容を理解する裾野が広いといいますか、 1説明しただけで5以上分かってくれる体感があります。 「練習しなさい」と100回言うよりも効果があります。 これが、子どものために聴かせなきゃ!ほら聴きなさい!と下心が入ってしまってはダメなのです。 親御さんがまず楽しそうに聴いていること これが大切です。 そして、少しでも弾けるようになってきたお子さんを、 大げさかな? くらいに沢山たくさん褒めてあげてください。 教えるのはこちらでやります。お任せください。 親御さんは褒めることに徹してください。
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