教育理念などと大それたものではなく、「私にとっての音楽」から始まり、
「生徒さんにこんな風になって欲しい」という思いです。
★ピアノを習うのを辞めた時にどこまでしてあげられるか これが私の課題であり、目標なのです。
習い始める人に、もう辞める事考えてるの?と思われるかもしれませんが、
・自分ひとりで楽譜が読めて(楽譜はなくても良いのだけれど)
・自分ひとりで、その曲をどう弾いたらいいのか?自分なりに考えて
・自分だったらこう弾きたい と自立した考え方が出来て
・そのためにはどんな練習が必要か、を自分で考えて
・そして、その全てを楽しむ
これ、とても素敵だと思いませんか?
音楽(ここではピアノ)って、他人に言われて弾くものではなくて、
「楽しいから弾いちゃう」ものですもの。
そもそもピアノ弾けなくたって生きて行けるし、人生に何の支障もないし…
でも、弾けたら人生何倍も楽しいし、
人生に行き詰った時に、絶対パワーを与えてくれるし、
大げさに言えば、自分の命を救ってくれるかもしれない。
そんな力を持っているのです 音楽は。
だから、教える私が側にいなくなった時、
たとえば、大学に入って忙しくなって辞めるとか、就職して辞めるとか、
それからが私が生徒さんに対してやってきたことの集大成だと思っています。
やめた生徒さんが。ふと、「弾いてみようかな」と思った曲。
自力で読めて、ここは力強く弾こう、ここは優しく弾こう、こうやって終わろう、と、
自分で考えて出来るようにしておいてあげること。
それが私の目標であり、理念です。
日々そんなことを思いながらレッスンしています。
No Music No Life!
おわり